2020-01-01から1年間の記事一覧

気象予報をもう一度見直す - 2020.12.16 -

おととい (12/15) 位から、本格的に寒くなりました。一日で何十センチもの雪が降る所もあり、道路で車が動けなくなっているというニュースが繰り返されています。日本の場合、天気のニュースは、少なからず災害のニュースでもあります。自然の恵みと被害はコ…

気象予報をもう一度見直す - 2020.12.08 -

冬場れというのは、乾いた風の吹き下ろす、山の風下側に位置する場所で生活する人の感覚なのかもしれません。日本海側では曇りや雪に見舞われることは多いでしょうし、南西諸島は、高気圧の縁に位置するためか、日本の冬という点では暖かい場所だけれど、案…

気象予報をもう一度見直す - 2020.11.23 -

地上天気図的には 寒冷前線が通過し、九州から北海道までを南北に 4、5 本の等圧線が横切っていました。だんだん冬らしい気圧配置となり、東北地方上空にも 26000 ft、と 34000 ft に 2 本予想されていました。 実際には 強風軸の上に出れば、そこは対流圏界…

気象予報をもう一度見直す - 2020.11.20 -

地上天気図的には 北海道は知床付近に中心を持つ低気圧から延びる寒冷前線の接近に伴い、関東地方では、気圧傾度が比較的大き目で南西から西南西の風が吹く気圧配置となっていました。 実際には 南西の風が吹く時には、北関東の山や富士山、伊豆半島の天城山…

気象と「小春日和」をもう一度見直す - 2020.11.16 -

ここ数日、関東では日中暖かく過ごしやすい毎日が続いていますね。とりわけ今日は、最高気温が 23 ℃ の予報が出ています。ここまで気温が上がると、小春日和というよりは初夏の陽気ですね。そう言えば、アメリカでは、 秋の季節外れの暖かさの事を "Indian S…

夜明け、有明、裸の月 - 2020.11.14 -

朝に昇る夜明けの月 昨日一昨日は昼間晴れていた分だけ、朝は放射冷却で冷えていましたね。 日の出にはまだ遠い朝 5 時、東に向かう車のフロントガラスには、それはそれは細い月が見え続けていました。今朝の月齢は「28」。もしこれが明日だったら、新月で何…

気象予報をもう一度見直す - 2020.11.11~12 -

爽やかなだけでなく、だんだんひんやりした空気に驚かされることも多くなってきました。特に関東では昨日、一昨日と「確実に寒くなっているかも」と感じる空気の冷たさがありました。 高い山の頂はもちろん、北海道の平地でも雪の便りが聞こえるようになって…

『伝道の書』の動詞の Lemmatize を試みる

前回はテキストの品詞分解を試してみました。動詞には時制があり、形容詞や副詞には比較級があり、と分類すると、品詞のタグが英文の場合、36 にも上ることは、ある意味当然なのかもしれません。しかし、辞書で単語を調べる時のように、各単語をその基本形に…

『伝道の書』を品詞分解する - pos_tag によるカウント -

先日テキストのトークン化を試してみました。内容によって大きく変わりそうですが、英文は、どういった品詞がどのような割合の下に成り立っているのでしょうか。前回に引き続き、『伝道の書』を品詞分解してみました。 目次 1.nltk の品詞取得 1-1.品…

気象予報をもう一度見直す - 2020.11.01 -

地上天気図的には 気持ちの良い秋晴れをもたらしてくれた高気圧の中心が徐々に東進し、それに伴い、中国大陸から日本海に寒冷前線がゆっくり近づいてきていました。東日本から北日本の地上天気の崩れはほとんどなかったものの、高気圧の後面に位置してくるた…

日本語の自然言語処理 - nltk と Janome -

前回英文を nltk で読み込んだ際、言葉の集計や描画に matplotlib 等のライブラリが使えたので、日本語についてもそのつもりでいたのですが…。 何日かの印象でしかありませんが、(少なくとも私にとって)Python 自体の恩恵を簡単に受けられるという点では、…

『伝道の書』を自然言語処理する - nltk の install、トークン化、使用頻度の plot まで -

先日の記事を書き、とにかく始めようということで、ライブラリを Install、あれこれいじっていると…、こんなところにも matplotlib が使われているんですね。 目次 1.まずは Install 2.テキストデータの準備、読み込みあれこれ 2-1.別にデータは何で…

Python の岐路

長いこと Python を使っている方には自明なのかもしれませんが、Python の得意、不得意分野、そして行く末に関する記事がありました。 www.zdnet.com 得意分野は、特にデータサイエンス、機械学習といった流行りの分野、一方、不得意というかほとんど使われ…

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.20 -

今月に入ってから、東京が晴れたのはわずか1日だけだとか。なるほど、何時だったのか確かに思い出せませんが、自分のブログから察するに(あやしいですね!)、どうやらそれは 10/2 のようです。それはともかく、今日朝 9 時の水蒸気画像は、季節の移ろいを…

成層圏を舞うグライダー

成層圏を Solarglider が飛んで、それが通信基地局となる。色々な意味でブレイクスルーを感じさせる、久しぶりにワクワク感の止まない話だ。 www.softbank.jp

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.15 -

晴れ曇り時雨は定めなきものを ふりはてぬるは我が身なりけり (道因、新古今和歌集) 昨晩の予報通り、関東は曇り時々小雨のようで、スカイツリーの先端にも微妙に雲がかかっています。

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.13 -

予報時間の一般的な意味での有用性とは 台風 14 号が南に進路を変える予報を、欧州中期予報センターが予報していたと報じられていました。10 日先まで予測しているということですが、気象庁の GSM も 264 時間先までの予報を配信しているので、そういう意味…

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.12 -

はじめに… 今日東京では、午後になってようやく本格的に晴れ間が覗いてきました。昨日一昨日、台風 14 号通過後、文字通り台風一過の晴天に恵まれた大阪や愛知とはどうも違い、今月東京では、秋の晴天にはもちろん恵まれているものの、見上げると目を細めた…

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.11 -

当初、本州南岸を横断するかと思われた台風 14 号でしたが、どちらかと言うと予想よりも南寄りの進路を取り、その上今日 11 日以降は、進路を南に変える予報となっています。そのためか、勢力が衰えても、温帯低気圧でなく熱帯低気圧のままとなっています。

中央道で FM 局を快適に聞き続ける

folium を通じた、FM 局の移ろい 世の中にはいろいろな media があるけれど、一番気に入っているものに FM ラジオがある。音楽もニュースもいろいろな方の話を聞くことができ、それでいて、自分に入ってくる情報量がちょうどいい。動画を見ることと他の事を…

台風の進路はどうなっているのでしょう

明日以降、特に週末は台風 14 号の影響がありそうですね。毎年何度かは、台風の大きな被害に関するニュースで流れますが、今回もひどいことにならないことを祈るばかりです。

GRIB2 data の 3D 表示 - 2 - 風を重ねてみた

先日の続きで、風を 3D 表示してみました。matplotlib mplot3d には "Quiver" という矢筒を描く機能があったので楽勝かと思っていたのですが…。

GRIB2 data の 3D 表示 - 1 - 台風の眼はどう予報されているのでしょう?

天気の概況は天気図で見る、ということにあまりに慣れ過ぎてしまっていたのでしょうか。普段平面図を立体的にイメージすることしかやっていない上に、大気の色々な状態を描写するライブラリも十分過ぎる位に整っていたからでしょうか。 今回は、先日書いた M…

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.02 -

この日、地上天気図的には 本州は高気圧に覆われ、秋晴れとなりましたが、その高気圧の中心は、能登半島から北関東、茨城県を経て太平洋に達し、三陸沖へと抜けて行きました。地上天気こそ晴天に恵まれた一日でしたが、高気圧の勢力範囲について振り返ってみ…

気象予報をもう一度見直す - 2020.10.01 -

この日、地上天気図的には 紀伊半島南海上から関東地方の南海上、および秋田県西海上を、弱い低気圧がゆっくり東北東進する日でした。西から高気圧が張り出し始めていたものの、特に東日本では、気圧の谷とまでは言えないものの、大気の安定した状態とは言え…

MetPy と Cartopy の微妙な関係

ライブラリ同士の相性なんてものがあるのでしょうか。 Cartopy を使っている分には特に問題ないのだけれど、Cartopy を使うようになってから 、「MetPy」というライブラリを使う時に Error が多発するようになってしました(泣)。MetPy を使う時に Cartopy …

気象予報をもう一度見直す - 2020.09.25 -

この日、地上天気図的には 台風 12 号から変わった温帯低気圧が、千葉県南東沖を北北東進、また 24 日九州南部にあった低気圧が、四国沖から伊勢湾南へ東進する一日でした。夕方には、静岡県西部には壁のように発達した積乱雲が広がっていました。

気象予報をもう一度見直す - 2020.09.24 -

この日、地上天気図的には 台風12号(Dolphin)の進路とその影響にすっかり気を取られていましたが、九州南の低気圧や、それに伴う前線の活動がまったく侮れない、季節も気圧配置も変わり目な一日でした。

Cartopy で OpenStreetMap を使う

Basemap から Cartopy へ引っ越し -2- で解決したい問題として、もう少し解像度の高い地図が欲しい、と書きました。今回、OpenStreetMap を使ってみました。

気象予報をもう一度見直す - 2020.09.20 -

この日、地上天気図的には 夏も完全に終わったと思えるということは、秋雨前線や台風の影響を受けやすい季節になった、ということでもあります。天気図的にはこの日、北日本を低気圧が通過し、秋雨前線こそ本州南岸にあるものの、東京では、曇り時々小雨で、…