2021-01-01から1年間の記事一覧

寒気の影響は雪だけじゃない - 2021.12.25 - 沖縄の冬の一コマ

今年も残すところ、一週間を切りましたね 昨日午後から冬型の気圧配置が強まり、本格的に寒い時期が始まった感があります。昨日の午後、成田では、おそらく寒気が入り込んだと思われる低い雲が散在していました。東京でも今日は段違いに寒さが増し、これまで…

既にあるよりも近づいてくるものに注意? - 2021.12.15 - 近づくジェット気流の先端 -

「うまく行かないこと」ってありますよね いろいろ言ったところで、やはり「~れば、~たら」ほど意味のないものはない…。 そうです、やっぱりうまく行かないよりは、単にラッキーでもうまく行く方が良いものです。少なくとも、気持ち的には楽です。 とはい…

西風実に強けれど揺れず - 2021.12.14 - ジェット気流の前線帯を考える

氷点下の朝 昨日今日、ついに成田空港でも早朝の気温が氷点下となりました。ついに本格的な冬に突入してきた感があります。冬の早朝、どういうわけか成田界隈はよく冷えます。都内の街中と比べると 5、6 ℃、東関東自動車道から空港道に入ってからも、数キロ…

海陸風を見直す - 2021.12.05 松山空港 -

海陸風の宝庫 国土が狭いにもかかわらず、山がちで四方を海に囲まれ、おまけに島も多いとくれば、移動のためのコストは少なからず避けられない。日本の現実は、やはりここにあるといつも思います。もっとも、それは、豊かで多様な環境を享受できるということ…

圏界面付近の揺れ - 2021.11.24 -

今年もそろそろ残りひと月ですね 月末に次の 1 か月の仕事の予定が出る生活を続けて 20 年余り、ついに今年も年末までの勤務予定が決まりました。無事に過ごすことを第一に日々を過ごそうと心掛けているわけでは全くありませんし、気分のささくれ立つことも…

Windows 11 に upgrade

Windows 11 に upgrade 無事終了 ちょっとどきどきしながらも、Windows 11 に upgrade しました。 新しいものやバージョンの導入には賛否両論あるかと思いますが、私個人は、よほど致命的なこととならないものに関しては、ひとまず使ってみようかと思ってい…

海を北に眺める街で ~ 福岡市 ~

気温は寒いのに、夕立のような激しさの雨 断続的に激しい雨が降っては束の間の青空を覗かせる。そう、感じとしては夏の夕立と同じ降り方だ…。 昨日もそうでしたが、福岡市では今日も朝から、そんな空模様が何度となく繰り返されています。 「夏には南からの…

立冬雑感

昨日は立冬でした 昨日暦の上では立冬を迎えました。もっとも、東京では穏やかな秋晴れがここ何日か続いていて、今月一杯は紅葉が街中で存分に楽しめそうですが、北海道の支笏湖では、湖の遊覧船はすでに今年の営業を終えているようです。暦に違わず冬支度が…

答え合わせは突然やって来る

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」 10 年とはどんな時間なのか 十年ひと昔と言うように、10 年という月日は、周囲や世の中、そして自分自身も、世代が変わったと感じる程度に長い時間だと間違いなく思います。 では、世…

気象予報をもう一度見直す - 2021.10.29 - 見上げた空の先

あと数日で 10 月も終わりですね 数週間前には日中の最高気温が 30 ℃に届きそうになる日が何日もあったと思いますが、この半月余りで一気に季節は進みました。其処彼処で日に日に樹の葉が色づき、本格的な秋の訪れを感じるようになりました。一方上空には、…

温度の鉛直分布の表示を試みる - その 2 - ライブラリ忘備録編 -

今回は、前回試した気象庁の MSM から一地点のみをわざわざ取り出して鉛直方向に表示するコードの忘備録編です。 MSM の予報は 5 km メッシュで作成されています。よって、見たい地点の予報データを、その地点の緯度経度を含む 5 km メッシュのデータと見な…

温度の鉛直分布の表示を試みる - その 1 - 思い立ったら、まず結果編

何もいらない幸せ 朝方は曇っていました。関東では、北東の風が吹くと、鹿島灘からの湿った空気が流れ込み、低い雲が広がるとよく言われます。 もっとも、昼前にはほとんど雲も消え、澄んだ秋の青空が広がりました。テレビ越しではありますが、駅伝のある出…

気象予報をもう一度見直す - 2021.09.23 - 成田空港の霧

成田空港を飾る気象 (そんなこと言わないかもしれませんが)「霧の摩周湖」、「一週間に 8 日雨が降る屋久島」など、特徴的な気象現象が起こる場所は少なからずあります。おそらく成田空港も、そうした場所の一つです。しかも、修飾する気象が一つでないと…

旧暦再考 ~ 「中秋」から振り返る

中秋の名月、見えていますか 18日朝に台風 14 号が過ぎ去ってから、今日の昼頃までは、文字通り雲一つない青空の毎日が続き、非の打ちどころのない秋の晴天に恵まれました。中秋の名月にあたる、今日 9/21 夜には、特に関東南部では、雲が少し広がる予報が出…

雲の底 ~ おそらく大気の不連続面 ~

今日は青空が嬉しかった 平日の休みの今日、東京では予報に反してほぼ一日青空に恵まれ、私にとっては本当に嬉しい一日となりました。 9 月もいつの間にか半分が過ぎました。日中は気温が上がり、汗ばむ気温となったしても、日が落ちてくると、途端に過ごし…

年降水量偏差と太陽黒点数の関係 ( は多分ほぼない )

降水量と太陽活動 先日の記事で、素人考えからすると、太陽活動の強弱で気候の変化が説明できる部分があるのではないかと書きました。 無線の世界では『サイクル 24 が終わりかけで…』等と言って、太陽活動によって通信に影響が出ることがかつて取りざたされ…

8 月、雨は多かったのか ~ 30 年間の降水量平均からの偏差 ~

8 月も終わりですね 東京では昨日までの日差しと暑さがようやく一息つきました。いつの間にか 8 月もあと僅か、日が落ちるのが確実に早くなっています。 活動が限られる状況にあった夏だったというだけでなく、この夏、雨は確かに多かったように思います。…

極端な夏

世の中変わった… 特にこの一年余り、色々な面でそう感じることが多い気がしますが、今日は天気予報でもちょっと耳を疑いました。というのは、『明日の熊谷市の最高気温は 40 ℃』と予想されていたからです。 予想最高気温が 38 ℃や 39 ℃だったけれども、街中…

寒冷渦、トロコイダル運動 ~ 気象予報をもう一度見直す - 2021.07.27 -

はじめに 一昨日位には、台風 8 号は房総半島付近から北関東を通過し、新潟県から日本海に抜けるという、ほとんど見たこともない予報が出ていました。どうなることだろうと、ドキドキしながら今日を迎えていたのですが…。実際には、房総半島沖で何となく停滞…

暑さと安定を運んでくれる高気圧

一日の初めに 今日も暑くなりそうだ…。 朝 6 時前でも外は十分過ぎるほど明るく、空は青い。時折、薄い綿菓子のような雲が陽を遮ると、その一時は暑さが和らぎます。それでも、雲はゆっくりと確実に過ぎて行きます。射るような日差しはまた遠慮なく戻って来…

ゲリラ豪雨あれこれ

ゲリラ豪雨 関東でもこの数日、毎日ゲリラ豪雨に見舞われています。今日も昼頃、東京品川界隈では、ニュースになる位の酷い土砂降りに見舞われました。 ゲリラ豪雨という言葉は日常生活ではすっかり定着しているようですが、天気予報で使う用語としては公式…

気象予報をもう一度見直す - 2021.07.03 -

はじめに 沖縄で線状降水帯の発生が伝えられてまだ1週間も経っていないというのに、数日前には伊豆諸島の新島でも線状降水帯が発生したことが伝えられました。そして、昨日は熱海市伊豆山地区では土石流が起きました。現地にいた方の撮影した動画の伝える生…

気象予報をもう一度見直す - 2021.06.29 -

梅雨の雨 東日本の梅雨の雨は「しとしと」と降り、西日本の雨は「時々ザーザー」降る、という話を子供の頃よく耳にした記憶があります。もっとも、その頃は、どこで日本を東と西に分けるのかも、あるいは、どの程度の雨を「しとしと」あるいは「ザーザー」に…

気象予報をもう一度見直す - 2021.06.22 -

昨日は夏至でしたね 昨日は夏至でした。一年で一番日の長い日ということですが、日の長さを実感した記憶は正直あまりありません。それもそのはず、日本は多くの地域でこの時期は梅雨の真っ只中です。『日常の気象辞典』(*1) によれば、夏至の頃の東京の晴天…

気象予報をもう一度見直す - 2021.06.11 -

はじめに… 関東はなかなか梅雨入りにはならないようですが、すでにここ何日間か、連日真夏日となっています。何でも慣れていないと余計な労力を使いますが、暑さに関しても、この事は完全に当てはまりそうです。暑さに慣れていないこの時期の暑さは、個人的…

気象予報をもう一度見直す - 2021.06.04 -

ジメジメした時期になりました 今日東京では、雨というよりは、風と湿度のひどい一日でした。近所の人とも、「だんだんジメジメした嫌な時期になってきますね~」、という言葉が、どちらからともなく口をついて出ます。 地上天気図的には 風の原因は、前線を…

休み明け、梅雨間近に…

最後に記事を書いてから、4ヶ月弱が過ぎていました。今年ももう 6 月、関東では梅雨入りの発表はまだされていませんが、例年と同じ頃に梅雨入りとすれば、向こう 1 週間位の間に発表されることとなるでしょう。もっとも、明後日位からは雨模様の予報みたい…

日照時間で感じる季節の移り変わり - 2 -  2020 年の軽い EDA

前回は、国立天文台の「日の出入り」データを Beautiful Soup でお借りし、それを numpy / pandas 形式で整えるところまでやりました。 必要な日の出入りのデータをお借りすることはできるようになりましたが、そのたびにアクセスするのも先方に迷惑なので(…

気象予報をもう一度見直す - 2021.02.04 -

早くも春一番 昨日 2/4、統計を取り始めた 1951 年以来、最も早く春一番が吹いた日となったとのことです。2/2 は節分、2/3 は立春、そして 2/4 に春一番。足早に季節が進んでゆきます。 日本気象協会のサイトによると、東京や千葉では、12 時から 14 時前の…

日照時間で感じる季節の移り変わり - 1 -  データ収集、スクレイピングまで

節分、冬最後の日 暦の上では最後の冬の日となりました。2 月 2 日が節分になるのは、何でも 1897 年以来 124 年ぶりだそうです。 今日の東京は、昼間は 15 ℃位まで気温が上がり、体を動かすと、長袖一枚でも汗ばんでくる暖かな陽気でした。もっとも、朝9時…