Python の岐路
長いこと Python を使っている方には自明なのかもしれませんが、Python の得意、不得意分野、そして行く末に関する記事がありました。
得意分野は、特にデータサイエンス、機械学習といった流行りの分野、一方、不得意というかほとんど使われていない分野は、Web、Browser Application あるいは Smartphone に関する分野なのだとか。そしてこのままでは、汎用プログラミング言語としての魅力が薄れ、特定の分野にのみ利用される言語に成り下がってしまう可能性がある、と危惧されています。
私が Python を使おうかなと思った理由は、色々な可視化が出来る Seaborn を使いたかったからでした。そして可視化だけでなく、様々な形式のデータやファイルを扱うのにもめちゃめちゃ便利だったので一気に Python から抜けられなくなり、現在に至ります。
特定の分野であっても、多くの人が使いたいと引き寄せられるものには、間違いなく意義があると思うのですが、言語自体を作って維持する人達からすれば、多くの人が継続的に関われなくなるものは、衰退の始まりなのかもしれませんね。あるいは、Python 自体の問題というよりは、Web や Smartphone の分野で使われている言語や環境の完成度が高過ぎるのかもしれませんね。
また、現在の形から改良するよりも、場合によってはゼロから作る方が楽かもしれないし、あるいはまったく別の言語にシフトするかもしれない、とも指摘されています。不完全であっても使われるものは、どんどん改良発展し、完成度が高くても使われる頻度が低いものは、徐々に忘れられてゆく。盛者必衰、スパンの長さに違いはあれど、時の試練を受けているという点では、プログラミング言語と言えども、世の中のものとなんら変わらないということでしょうか。事あるごとに、人気、収入別ランキングといった序列にさらされる、あるいは競争や移り変わりの実に激しい世界なんでしょうね、きっと。
個人的には、可視化の他には、日本語の自然言語処理をぼちぼちやってみたいと思っているのですが、あまり呑気に構えていると、プログラミング言語の勢力図が大きく変わる可能性は、高くないまでも、決して否定はできないということですね。確かに、また別の言語を覚えなければいけないのは、面白いような、やっぱり面倒のような…。
本日も最後までお付き合いありがとうございました。
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