ごあいさつ

 この何年か、天気による災害の最大値が大きくなっているように感じるのは、私だけでしょうか。悪天があることは分かりますが、「激甚」とか「命を守る行動」といったような言葉と共に天気が語られることは、子供の頃を振り返っても正直あまり思い出せません。

  今年(2020年)も梅雨の間には局地的な雨が続いて、コロナ禍との二重苦を強いられることとなった地域も少なかったようですし、昨年(2019年)は台風の通過が、関東地方に大きな被害をもたらしたことも記憶に新しいところです。一昨年(2018年)は関西空港と陸地をつなぐ橋に、台風による強風で押し流されたタンカーが当たりました。

 自然の猛威に打ち勝つことはなかなか難しいのかもしれませんが、起きたことを予想と比べ振り返ることは、より的確な対応に繋がって行くのではないかと思います。

 

 普段は航空従事者として仕事をしておりますが、一職業人として、それ以上に一生活者として、天気を振り返ってみたいと思うことは少なくありません。


 このサイトでは、実際に起こった現象や地域の特徴が、数値予報の中ではどのように見いだせたのか、また予報をどのようにに眺めれば、次回そうした要素に気が付けるのか、等を中心に振り返りたいと思います。また、それに付随する手段(python 等)にまつわる話題も綴って行きたいと思います。

 何か興味を惹かれる部分があれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。