Basemap から Cartopy へ引っ越し -1-
快調に動いていたものが Error しか出なくなる。正直それは途方に暮れる。
一時的な不調だろうか、それともいろいろな場面で謳われる「新たな生活」様式への実践の一つと呼べるようなものだろうか。
ImportError: cannot import name 'dedent' from 'matplotlib.cbook'
なかなか解決できないこのメッセージから始まった。
ライブラリが足りなかったり、バージョンによって挙動が少し違うことは少なからず経験する。これまで元気に動いていたこともあり気にも留めていなかったが、Basemap の公式ページに注意書きがもう長いことあったような。もしやと思い読んでみる。
Deprecation Notice, or EoL Announcement
「非推奨、あるいは終了のお知らせ(?)」とでも言うのだろうか。今後は Cartopyに移行するらしい。詳しく読んでみると、
「2016 年より、Cartopy への移行作業を行っているが、まだその途中である。2020 年まで、Basemap のメンテナンス作業は、Ben Root さんがボランティアで行っているが、『2020 年に Python 2.7 が公式に終了すると、Basemap もリリースされ、Ben さんからのサポートも終了する』。」(訳抜粋)
もしかしたらもうサポートは終了したのかもしれないし、あるいはまだなのかもしれない。いずれにせよ、サポートは今年 2020 年中には終了するということだ。たぶん、何かで matplotlib を update した時に、その引き金を引いたのだろう。
Cartopy への引っ越し作業開始
目標は、できればすぐに下のような
「気象庁の数値予報 GPV データの可視化する時に、Basemap でやっていた背景の地図表示を Cartopy に置き換える。」
そのために、次の2段階を踏もうと思います。
Cartopy の地図表示、その記述や表示特性などをひとまず把握する
風の矢羽根、等高線、colorbar 表示などをひとまず実現する
最後までお付き合いどうもありがとうございました。